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富士通フォーラム開催-今年のテーマは“フィールドイノベーション”

超軽量モバイルPC「FMV-U8240」や静音ラックなどを展示

富士通フォーラム 2007会場の様子
 富士通株式会社は5月16日、フィールドイノベーションへの取り組みを紹介する「富士通フォーラム 2007」の記者向け内覧会を開催。17日・18日の本開催に先立ち、会場内の展示物の一部を紹介するデモツアーを行った。

 ビジネスシーンをテーマに展示を行うエリアでは、16日に発表されたマルチキャリアネットワークサービス「FENICS II」のほか、紙とディスプレイの長所を併せ持つ「カラー電子ペーパー」や、限られたエリアのみへワンセグコンテンツを配信する「スポットキャスト」などが展示されていた。

 カラー電子ペーパーは、カラーで曲がる点が特徴。電源なしで静止画を表示して、無線で画面切り替えが可能。電車の広告など想定される用途は多様だ。スポットキャストのコーナーでは、ワンセグ対応ケータイを持参すれば、実際に自分のケータイで試すこともできる。


カラー電子ペーパー。曲面表示も可能 カラー電子ペーパーを利用したコンテンツブラウザ「FLEPia」 スポットキャストの展示コーナー。ワンセグ対応ケータイを持参すれば、自機で試すことも可能

緊急地震速報システム。どの地域が揺れているかがリアルタイムに把握できる
 「マネジメントシーン」のエリアでは、内部統制や情報セキュリティガバナンス、事業継続に関する展示が行われている。デモツアーでは、このうち事業継続のための震災対策「緊急地震速報システム」が紹介された。同ソリューションでは、大きな横揺れが到達する前に地震が発生したことを警告することが可能。そのほか、事業継続戦略の策定コンサルティングの展示などがされていた。

 インフラ最適化シーンのエリアでは、16日発表のウルトラモバイルPC「FMV-U8240」が紹介された。このエリアは特にエンタープライズ分野に関連深いエリアとなっており、サーバー最適化やストレージ最適化などに関する展示が並ぶ。

 興味深いものでは、ラックマウント型サーバーの静音化を実現する「静音ラック(仮)」という製品が展示されていた。冷蔵庫のような筺体の中にラックマウント型サーバーを入れてしまうことで静音化を実現する製品だが、近づいてみて驚いた。静音ラックのドアを開けた状態では、耳障りに鳴っていたサーバーの稼働音が、ドアを閉じた途端聞こえなくなったのだ。現行ラックに比べて、音のエネルギーを1/32に減らす効果があるという。


ハイエンドのブレードサーバー製品も多数展示 16日に発売されたウルトラモバイルPC「FMV-U8240」も展示されていた 【動画】(WMV形式、約1MB) 静音ラック(仮)の静音化性能

 富士通フォーラム 2007ではこのほか、「環境/ユニバーサルデザイン」「次世代ERP」に関する展示が行われている。会期は5月17日、18日の2日間、東京国際フォーラムにて開催される。



URL
  富士通株式会社
  http://jp.fujitsu.com/
  富士通フォーラム 2007
  http://forum.fujitsu.com/2007/tokyo/

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( 川島 弘之 )
2007/05/17 00:00

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